2009年 02月 04日
大桑村

 今年も旅券の日が、近づいてきたので、しばらくぶりに、旅券事務所などを訪ねまわってみたら、パスポート所持人名の長音つづりに関して、大きな動きがあったことに気付けた。

 神奈川県が“オー音”について、次のように記述している。

・長音(オオ音又はオウ音)を含む氏名の表記について、「O」の後に「H」、「O」、「U」を挿入した長音表記を希望する場合に提出してください。(例:大高を OTAKA ではなく、OHTAKA/OOTAKAにしたい時)

 そして、佐賀県は“ウー音”にも触れていて、男に多い“ユウジ”であれば「YUJI」または「YUUJI」という例が、挙げてある。

長音である「オオ音」「オウ音」「ウウ音」が氏名にある場合に、H、O、Uをヘボン式ローマ字に加えて表記することができます。

 さらに三島市は、残る3つの母音を含み“「AA」、「II」、「UU」、「EE」、「OO」、「OU」又は「OH」”も許容する、と説明していて、長崎県在サンフランシスコ日本国総領事館WWWサイトにも、同じ旨の記載がある。

「OH」以外の長音表記「AA」、「II」、「UU」、「EE」、「OO」及び「OU」の表記を希望される場合についても、非ヘボン式ローマ字氏名表記等申出書にご記入方のうえ、各申請書とともに提出してください。

 必ずしも、自分の名前を“長音”と感じている人ばかりではないのだろうけど、とにかく、外務省の旅券課による、省令案の概要を読むと、昨春あたりから例外として、認められるようになっていたことが分かる。

旅券面に記載する氏名については、戸籍に記載されている氏名について国字の音訓及び慣用により表音されるものをヘボン式ローマ字により表記することとなっている。しかし、近年、氏名、特に名について、国字の音訓及び慣用にとらわれない読み方の名や外来語又は外国風の名を子に付ける例が増加する等、旅券申請において表記の例外(国字の音訓以外の読み方、非ヘボン式ローマ字氏名表記及びOH表記による長音以外の長音)を希望する申請者が顕著になり、その氏名での生活実態がある場合には、非ヘボン式ローマ字表記であっても認めざるを得ない実態がある。このため昨年3月以降は、運用上、その使用を認めてきているが、本規則において実態に即した改正を行う。

 でも、三重県旅券センターにしても、もし“祐子(ユウコ)”なら「YUKO(ヘボン式)」あるいは「YUUKO(非ヘボン式)」、名字が“大野(オオノ)”だとしたら「ONO(ヘボン式)」または「OHNO(非ヘボン式)」もしくは「OONO(非ヘボン式)」と示してはいるのに、他の“アー音”と“イー音”それに“エー音”にかかる実例は、空欄にしてあるなど、詳解している役所が、見当たらない。

 きっと、黒田アーサーが日本国籍なら「AASAA」、ヒロコ・グレースの場合は「GUREESU」が、そして実存しそうだけど、ミーナが本名だったりしたら「MIINA」が可能、という意味なのかな。

 たぶん、前回の“母兵衛”が「KAABEE」でも、これまた実在しそうな、あの“ティーダ”が「TEIIDA」でも、受け入れられそうだけれども、あの“伊吹文明”議員が「BUMMEE」だと、どうなのだろうか

[Okuwa Junior High School: Nagano 891-1; Okuwa-mura, Nagano; 399-5503 Japan]

 あの“エレーヌ”も「MIYUKIEREENU」でよさそうだし、いずれにせよ、従来は、競馬の“池江”調教師「IKEE」や、映画の“是枝”監督「KOREEDA」といった姓くらいにしか、見られなかった“EE”の希少さは、希薄になってしまいそうだ。

[OKUWA-Mura]

 また、読み仮名が“南野(ノノ)”ではなく“南野(ノノ)”だとしても「NOONO」が認められるのかどうか、気にならなくもなかったりする。

 さて、村立大桑中学校WWWアドレスが「/ohkuwa/」だったりするから、私のように“オークワ”と捉えている土地柄だと期待できる、長野県大桑村は、約1年前まで「kiso-ookuwa.com」を利用していて、大桑小学校のドメイン名も似た「kiso-ookuwa.net」だし、現在は「vill.ookuwa.nagano.jp」を使用中で、ホームページなどに「Ookuwa」と表示しつづけているし、広報おおくわの表紙にも同様の村名が見つかったりする。

 おまけに、商工会のブログも「/shokokai-ookuwa/」だったりして結構、徹底されているのかと思ったら、そうではないらしく、5年くらい前に、地方公共団体用の「vill.okuwa.lg.jp」を「OKUWA VILLAGE」という、ヘボン式の役場名で取得している、という過去が暴けてしまった。(嗤)

[Ome Athletic Association: Ome City General Gymnasium; Kabemachi 4-chome 16-1; Ome-shi, Tokyo; 198-0036 Japan]

 ちなみに、スポーツ界では、プロ野球の蕭投手が、もはや意外ではないOH長音表記の「SHOH」、Jリーグの大迫選手は、ユース日本代表の時と変わらず「OSAKO」という、ジャージ名であることが、それぞれ、入団直後のテレビ映像で確認できた。

 アイスホッケーの三谷ダーシタケシ選手が先週、時宜にかなったNHKの番組に特集されたりしていて、帰化した彼の旅券には「DARCYTAKESHI」と、印刷してあるように見えた。

 今月中旬の開催を前に、先日オープンした、あの“青梅マラソン”の公式サイトは、青梅市陸上競技協会により、青梅市役所による英語市名OME」とは異なる「ohme-marathon.jp」で、登録されてしまっている。(哭)


[大桑村役場の周辺地図]

[PR]
by sampu4 | 2009-02-04 07:24 | 地名のローマ字表記

<< 龍ケ崎市      御所市 >>