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2008年 11月 14日
浜頓別町と中頓別町

 あの“札幌市”の他にも、北海道では旭川市が今年、地名などの「英語表記ガイドライン」を作成していたりなんかする。

 丁寧に、ほぼ市内の全住所が、ローマ字で書いてある。

 例えば“六条通11丁目”だと「6-jo-dori 11-chome」、また“宮下通26丁目”なら「Miyashita-dori 26-chome」だったりするけど、その後ろに番地を続ける、必要のある場合を考えると、ハイフン多用の感が生じる。

 区切らず「6-jodori 11-chome 55-10-37-101」くらいに、抑制しておいた方が、全くの主観なのだが、好ましいのではなかろうか。

 “東鷹栖東一線”は「Higashi Takasu Higashi 1-sen」だけど、もし“東鷹栖”の“東一線”であれば「Higashitakasu higashi 1-sen」、そして“東旭川町東桜岡”は「Higashiasahikawacho higashisakuraoka」くらいにして、空白で分ちすぎない方が、よさそうだ。

[Higashiasahikawa Public Hall: Higashiasahikawacho kamiheison 544; Asahikawa-shi, Hokkaido; 078-8207 Japan]

 たぶん“東・旭川町”ではなくて“東旭川・町”なのだろうから、そうであれば、少なくとも「Higashi Asahikawacho」は、違いそう。

 施設名としてなら妥当だけど、住所表示の“神楽岡公園”と“常盤公園”が「~ Park」であることにも、引っかかりを覚える。

 「East Takasu East 1-line」などとは、訳さないことにしているのだから、そのまま「Kaguraokakoen」と「Tokiwakoen」だろう、という訳にはいかない、という厳然たる事実に、直面してしまった。(哭)

 それに“パルプ町”が「Pulpcho

 これも「Parupucho」が、無難だと思うのだが、仮に“セロハン町”や“レーヨン町”なら「Cellophanecho」や「Rayon(ne)cho」と処理するのかどうか、考慮の上での決定なのだろうか。(嗤)

 どうしても英語つづりで、というのであれば、数字と一体のとき“9-chome”や“3-jo”とするように、こういう時にこそ「Pulp-cho 3-jo 9-chome」という風に、切り離すべきなのではないのかな。

 徹底して、つなげて“Higashitakasuhigashi1sen”などと記す、グーグル地図でさえ“Pulp Chō”と、分かち書きにしているくらいだし。

[HAMATOMBETSU-Cho]

 あの“東大阪市”や“南アルプス市”などを想起した。

 あと、注目なのは“江丹別町”が「Etambetsucho」である点。

 それを受けて、あの“枝幸郡枝幸町”に隣接し、互いに隣り合ってもいる、浜頓別町中頓別町を調べてみた。

[TEMPOKU-Cho]

 同じ“トンベツ”でも、片や「HAMATONBETSU」と名乗り、片やドメイン名を「nakatombetsu」で登録している。

 しかし“ハマトン”は、観光イベント情報や、世界砂金掘り大会のページなどで、一時「HAMATOMBETSU」だったりもしたらしい。

 あの“猿払村”と“ナカトン”との2町1村による、天北三町村合併協議会で、新しい自治体が“天北町”と名付けられたけど、もし誕生していたら、果たして「Tenpoku」か「Tempoku」の、どっちだったのだろう。


[浜頓別町役場の周辺地図] [中頓別町役場の周辺地図]

by sampu4 | 2008-11-14 07:19 | 地名のローマ字表記

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