2006年 09月 14日
3つの南部町

 先週、モントリオール世界映画祭で、日本の“長い散歩”が、3冠受賞したことを知り、共同ニュースの見出し一覧を開いてみたら、昼前の分は「Nagai Sampo」なのに、その10段ほど上には、続報だろうか、昼過ぎに、今度は「Sanpo」と、記されていた。

 作品の公式サイトnagai-sanpo.com」にある、挿し絵の中では、監督本人が「NAGAI SANPO」と、つづっているようだ。

 それが切っ掛けで、あの“仙北市”を再訪したら、以前はホームページに、1ヶ所しかなかった「SEMBOKU」の表示が、数ヶ所ほど増えている、と思ったら、英語のページも、作られたりしている。

 市の広報“せんぼく”にも、表紙に、同じ表記が、見られるのだけれども、商工会までには、それが及ばず「Senboku」である。

[大阪市営地下鉄・谷町線の駅名標「天満橋 Temmabashi」]

 隣県の盛岡にある、JR東北本線・仙北町駅は、普通にSembokuchō」なのだが、岩手飯岡駅の標識には、次が「Senbokuchō」と、書かれている写真が、見つかったりした。(哭)

 ここで思い出したのが、あの“堺市”を含む“泉北地域”のことで、同市が加わっている、同地域の広域行政協議会を調べると、そのドメイン名などに「SENBOKU」しか、見当たらないし、この地名を代表しているであろう、泉北ニュータウンのサイト“せぼくどっとこむ”も「senboku.com」である。

[近鉄電車・難波線の駅名標「近鉄難波 KINTETSU-NAMBA」]

 それなのに、そこを走っている、泉北高速鉄道が「Semboku」であるのは、乗り入れ先のば駅が「Namba」だからなのかな。

 そう言えば、明石家“さんま”が、日テレ制作の“さんま御殿”と、TBSの“からくりTV”では「SANMA」なのに対して、関テレ“さんまのまんま”と、MBS明石家電視台”だと「SAMMA」であったりするのも、こんなところに、起因していたりなんかしたりするのだろうか

 同様に、名付けに際して、難波や「Temma」などの近くに、本庁を置く府の関与が、色濃そうな、泉北高校も「Semboku」だ。

 あれあれ、近日オープンする、TOHOシネマズ「Namba」より、早く開業したせいなのか、同「Senboku」であったりしている。

[南部町 Nanbu Town]

 この“ナバ”に似た、名前の地方公共団体“ブ町”が、全国に3つほど、誕生した。

 新町とは言っても、南部氏発祥の地である、山梨県南部町は、旧・南部町の名前を残したため、ドメイン名も、以前からの「town.nanbu.yamanashi.jp」を引き継ぎ、合併後には、当然のように「town.yamanashi-nanbu.lg.jp」を登録していて、商工会も「Nanbu cho」のまま、変わっていない。

 青森県南部町(まち)は、南部藩発祥の地ということで、こちらも、合併相手に、役場の本庁舎を譲りつつ、南部町(ちょう)となって、その名をとどめ、旧町の時に「town.aomori-nanbu.lg.jp」を「NANBU TOWN」という、役場名で取得していて、その英語名をWWWサイトでも、著作権者名として、現在、使用中である。

 町を走っている、南部バスに「Nanbu Bus」と、塗装されていることもあってか、商工会も「~nanbusho」と「nanbu@」だし、南部工高eメールも「nanbu-th@」であり、定まっている。(嗤)

 おやおや、ハローNETあおもりには、あの“東北町”は、他と違って、なぜか「TOUHOKU MACHI」だけれども、長音記号を用いて「NANBU CHÔ」と、書かれていたりするから、意外だ。

 以上の2町とは異なり、元々存在しない自治体名なので、その動向に注目していた、鳥取県南部町も、発足当初から、各WWWページに、英語での名称を「Nanbu town」と、表示しているようだ。

 ドメイン名も「town.nanbu.tottori.jptown.tottori-nanbu.lg.jp」だから、これらに使用する文字列を規程しているヘボン式は、やはりnambu」と「nanbu」の、どちらでも構わないことを、明らかにしてくれたけど、短いtown.nambu.lg.jp」を逸してしまった。

[NAMBU-Cho]

 町名に先駆けて、半世紀以上も前に改称した、町立南部中学校のアドレスも、意外性のない「nanbu-j」であったりする。

 ただ、3町とも、国勢調査などの統計表を読むと、ローマ字名が、旧「Nambu-machi」や、両「Nambu-cho」であったりと、この点では、徹底されていることが、わかる。

 同じ漢字名だった、比較的、大阪に近い、和歌山県の旧・南部町は、みなべ町として、生まれ変わったのだが、もし、読み方も違わなければ、どうしていたのだろう、ちょっぴり、興味を覚える。

 おっと、同町は、天気予報の区分で、ぎりぎり県の北部らしいけれど、気象庁では“南部”を「NAMBU」と、表記するようだ。

 高級果物で有名な、千疋屋総本店は「sembikiya.co.jp」なのに、なぜだか、のれん分けした、京橋千疋屋が「senbikiya.co.jp」だったりするものだから、あの“旧・音別町”を思い出してしまった。


[青森・南部町役場の周辺地図] [山梨・南部町役場の周辺地図]
[みなべ町役場平塚市役所の周辺地図] [鳥取・南部町役場の周辺地図]

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by sampu4 | 2006-09-14 12:04 | 地名のローマ字表記

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