2006年 05月 04日
堺市堺区

 以前のエントリで、取り上げた“養老町”には、3回も繰り返す“養老養老養老(公園)”という、住所表示がある。

 由緒のある地名だから、明治の大合併後に、新設された郡の名称に、採用されたらしく、養老郡養老村となり、その後、昭和の大合併で、養老町が誕生し、この度、平成の大合併を切り抜けて、美事に、地方公共団体として、その名をとどめることが、できている。

 他方、県庁所在地“山府市”を思いついた時に、探し出した、県名および郡名と同じ名前の3町のうち、群馬群馬群馬香川香川香川は、大合併の波を乗り切れず、主要都市に編入され、消滅してしまい、岩手岩手岩手だけが、残ることになった。

 よく調べてみると、いずれも、元々あった、町村名などではなく、昭和30年の合併時に、そろって、それぞれが所属する、郡名を借用したものらしいから、由緒正しくは、なさそうである。

 そんな中、今年度の初日に、政令指定都市へ移行した、大阪府が、2回ではあるが、繰り返しになる“”を設置した。

 神奈川横浜神奈川と、兵庫神戸兵庫みたいに、一段階おいていないと、たとえ、中枢部ではあっても、3連続は避けたかったのだろう、千葉千葉中央や、広島広島などのように、名付けられるものだけれども、それに該当しない、神奈川県川崎には、移行した当初から、やはり“川崎”がある。

 県都ではない、3つの政令市のうち、既存の市名を捨て“北部九州”という、副産物をもたらした、北九州市を除く、これら2つの都市を比較すると、似ているところの多いことが、わかる。

 同等の広さで、7つの行政区からなり、市役所の所在地、つまり“川崎川崎”と“”が、市域の端に位置していて、7区のうち、1区だけ、文字数が、都市名と、一致していない。

 北九州とは異なり、県庁府庁の所在する大都市に、隣接していて、それに次いで、各府県内で2番目の指定都市に、昇格した。

 そのため、端であるうえに、堺の場合は、市内の中央部に、中区があり、大阪市には、中央区があるし、川崎の場合は、横浜市中区があり、その反対側の東京には、中央区があるので、無理にでも、千葉市広島市に、ならうことが、はばかられてしまう。

 区制が施行されてから、30年余りが経過している、川崎区のほうは、全国的にも、名高いところで“大師区”あたりなら、受け入れられそうだけれど、慣れてしまった、今となっては、断念せざるを得ないのだろうが、堺区については、まだ、再考の余地があるのならば、繰り返してほしくない立場から、提案しておきたい。

 まず、堺市の区割りを見ると、東区美原区が、いっしょになれば、人口と面積が、行政区間で、だいたい、つり合うことになり、区が1つ、要らなくなりそうだ、と気になるのだが、これは、どうしても、80万人を回復して、昇格したかった旧・堺市と、小さく、まとまりを保ちたい旧・美原町との、歩み寄りによる結果らしい。

[HAJIME-Ku, SAKAI, 590-0000 NIPPON]

 “原”という、文字通りの称も、昭和の大合併による、産物ではあるけど、川崎区よりも長い、半世紀の歴史が、愛着を生んでもいたのだろう。

 ちなみに、全国に4つあった、山という名の町と村は、昨年度までに、全滅し、3つの浜町は、いずれも、生き残っている。

 里は3増2減、郷は3増1減し、合わせて、7町に増えた。

 客観すれば、両役所間が、2km半程度しか離れていないことだし、合区して“美原区役所を東区役所”とすることで、それが、痛み分けではなく、行政の効率化になる、と考えられなくもない。

 もし、それが実現し、仮に、区名は漢字1文字という、こだわりが、発生したとすると、そういえば、北区西区が、となりの大阪市にもある、という重複問題は、この際、置いておいて、繰り返す“”の代わりに、本来、サカイと呼ばれていた中心地だから、堺市“区”や“区”または“区”などと書いて“ハジメ区”であれば、住民の支持を得ることが、できるのではなかろうか。

 ついでに、4都市にある中で、唯一、市役所が置かれていない、中区も、紛らわしいようだったら、同区の広報紙が“みどり”だったりしているから“緑区”に、変更するという、安直な手もある。

 こだわらなければ、漢字2文字の“由来区”を“イワレ区”や“オコリ区”と、読んでもいいし、あるいは“発祥区”や“区”で“オコリ区”や“ハジメ区”でも、悪くはないと思う。


[堺市役所と堺区役所の周辺地図] [堺市・美原区役所の周辺地図]

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by sampu4 | 2006-05-04 05:08 | 市町村合併

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