2006年 02月 14日
合併とともに、WWWアドレスのドメイン名を非ヘボン式から、ヘボン式に、つづり直した自治体が、三重県にあったりする。 隣村と、対等合併する直前までは「town.kihou.mie.jp」だったものが、まさか、今月1日に誕生した、埼玉県ときがわ町などのような、ひらがな表記にしたくはないけれど、村側が紀宝町に、吸収される印象を低減するがために、ということではなかろうが、ローマ字での町名が「town.kiho.mie.jp」に、改められているのを見つけた。 合併期日の1ヶ月と少し前に、改名したようだ。 新旧2つのドメイン情報と、新町の事務所が置かれた、つまり、町役場の本庁舎となった、旧・鵜殿村役場の「vill.udono.mie.jp」とを照らし合わせてみると、町のWWWサイト管理も、たぶん、旧村側の任せていた業者に、変更されたのではないか、と考えられる。 庁舎の移転に伴う、ごく自然とも言える、この成り行きが、ローマ字名の再考に、つながったのではないかと、想察してみる。 そして、旧・紀宝町のサイトは「www.town.kiho.mie.jp/kihou」へ、移設されていて、新旧の名称を区別している。 と、ここまでは、順調なのだが、おや、どういうことなのだろう、新町のホームページなどに使われている、背景画像に気付いてみると、旧町のそれを引き継いだ、わけでもないはずなのに、新町名が「KIHOU TOWN」と、書かれてしまっている。 また、募集された、町章の採用作品を見ると、応募者が付け加えたものとは思えないが、それには「Kihou」と、添えられている。 締め切りと決定発表の間に、ドメインが改称されていたことだし、記載の必要性はともかく、長音符号を用い「KIHŌ-Chō」としておけば、アドレス内の表記と整合するのに…、残念なことだ。 いぶかりついでに、探って行くと、旧町のサイトにある、同町のガイドマップには、当時のドメイン名に反して「KIHO TOWN」と、印刷されていることも、明らかになってしまった。 さらに、その前のサイトアドレスが「…/mie/kiho」であり、当初は、ヘボン式の“文字列”だったことまで、判明してしまう。 こうなると、ヘボン式ではない町名表記の実績がなければ、認められないはずの「town.kihou」を登録する際に必要だった、そのことを証明したであろう“発行物”を読んでみたくなる。(嗤) それから約2年後に、旧町の取得した「town.kiho.lg.jp」が、同じ規則によるものなのに、異なっているのは、どうしてなのだろう。
by sampu4
| 2006-02-14 08:04
| 地名のローマ字表記
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