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2006年 05月 24日
寿都町

 3ヶ月前、デイリー・ヨミウリのWWW天気サイトに「Tohhoku」と記されていた、地方名“東北”が「Tohoku」に、それに、英字紙としては、意外すぎる「Cyugoku」だった“中国”が「Chugoku」に、すなわち、ヘボン式表記に、いつの間にか、訂正されている。

 しかし“甲信越”が、こちらは、点検に、引っかからなかったらしく、相変わらず「Koshinnetsu」と、つづられたままだ。

 例えば、力士の“普天王”は、他紙ともども、記事の中で、相撲協会と同じ「Futeno」と、書かれているのに、はつ音を意識しすぎたのだろうか、これでは“コ(ー)シンツ”と、読めてしまう。

 相撲取り本人のブログIDは「futenou」だけど。(嗤)

 「KŌSHIN'ETSU」なので「KOSHINETSU」、また「FUTEN'Ō」だから「FUTENO」というふうに、単純明快に、処理できないと、割り切れない、心理的な抵抗が生じ、こうなってしまいがちだ。

 つづいて、北海道地方の天気ページを開くと、まず、読み間違われた“北見枝幸”が「Kitamiesachi」に、なっている。

 かつて、アサヒ・コムが、富山県の“伏木”を「fusegi」というファイル名にしていたが、それはさておき、なんと“寿都”が「Suttu」というふうに、非ヘボン式に、つづられている。

 ところが、ヨミウリ・オンラインでは、ファイル名が「suttsu」と「kitamiesashi」だし、あれあれ、不思議なことに、過去のライバル紙同様“フシキ”なのに「fusegi」だ。(嗤)

 そこで、読み違いではない、寿都郡寿都町を調べてみると、ドメイン名が、登録する際の規則に、反した「town.suttu.lg.jp」である。

[SUTTSU-Cho]

 サイト内でも、町名を「SUTTU TOWN」としていて、広報“すっつ”の表紙にも、昨年度から、このローマ字名を記載し始めるなど、徹底されているようだ。

 同じように“ッツ”で終わる、千葉県富津市は「FUTTSU」、大阪府摂津市は「SETTSU」だけど、この町の場合は、もしかしたら、あの“日進市”に似て、促音を表すため“T”が、重なってしまったことで、きっと“S”の力を借りなくても、ただ“TTU”という文字列に、摩擦音を感じてしまう人の、関与があったのだろう。

 同じ人でも、同じ支庁内の“留寿都村”なら、つまり、つまる音がなければ「RUSUTSU」と、つづるものなのかもしれない。

 まだ有効な、同町の旧アドレス「suttu.jp」と、ローマ字名を概ね「Nissin」としている、日進市の旧アドレス「city.nisshin.aichi.jp」のドメイン情報を照らし合わせてみると、町の公開連絡窓口と、市の技術連絡担当者が、同一業者になっているのだが、あるいは、こんなところに、原因を見出せたりするのかもしれない。

 いやいや、寿都商工会www4.ocn.ne.jp/~suttsu」に遅れて、開設した役場のサイトが、当初「www7.ocn.ne.jp/~suttu」であり、混同を避けたらしい、そんな些細なことに、端を発したのだろうか。

 そのせいなのか、寿都町漁協も、それに、寿都警察署は、そのドメイン名に背き、町役場と同じローマ字表記で、名乗っている。

 企業名では、事件を起こした“ミツトヨ”が「Mitutoyo」だし、日本通運の略称“日通”が、トラックに「NITTU」とも、塗装されているのを目撃した、憶えがある、ような気がする。

 “ミツカン”は“マツダ”が「MAZDA」であるのをまねて、2年前に「Mitsukan」から「mizkan」に、改称したのだろうか。

 三重県津市では、そのローマ字名を世界最短の「Z」に、改めたい気持ちが、まだ、くすぶったりしているのだろうか。(嗤)


[寿都町役場の周辺地図]

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by sampu4 | 2006-05-24 06:39 | 地名のローマ字表記
2006年 05月 14日
結城市

 プロゴルファ・不動裕理選手の氏名が、女子プロゴルフ協会による、会員プロフィールには「Yuri Fudoh」と、書いてある。

[結城市 Yuki City]

 “フドー”は、長音を表してあり、名前のほうは、漢字表記同様“ユリ”か“ユーリ”かが、あやふやなところだけど、姓名を対比することで、前者なのでは、と誤解してしまいそうだ。

 名字も、海外での記録を見ると、全米オープンでは「FUDOH」なのに、全英オープンでは「Fudo」だったりと、あいまいだ。

 ゴルフ情報サイトのなかには「Yuuri Hudoh」も、あったりするのだけれど、本人の旅券には、どう記載されているのだろう。

 過去のエントリで、述べたとおり、プロ野球の陽選手は、入団当初、ジャージに「YOU」と表記していたのだが、その後、周りから“ユー”と呼ばれることを嫌って、それでも、彼のパスポートに、記されているはずの「YANG」という、臺灣式にはせず、だからといって「YO」では、もの足りず、オリックス球団でもないから、長音符を用いた、ヘボン式の「YŌ」を思いつくことも、なかったのだろう、他に選択肢がなく「YOH」に、変更してしまったようだ。

[YUHKI/YUKI]

 誰かの2千本か、1,500本安打かを祝う、花束の贈呈者が、この文字列を含む「KYOHKO」だったと、うろ覚えしているが、球界における、OH長音表記が、ますます、根強いものになってしまったような、気がしてならない。

 バファローズ球団のユウキ投手が、大阪近鉄時代に「YUHKI」という“UH長音表記”であるのを目撃したけど、移籍後は、写真検索してみたら、同じものと、別に「YUKI」も、確認できた。

 芸能界では、trfから改名した、TRFの「YŪKI」が、引き音を示すために、ハイフンを使った「YU-KI」に、名称変更していた。

[JR水戸線の駅名標「結城 Yūki」]

 ひと昔前までなら、映像の字幕や、印刷物などに、表示できていれば、十分だったのに、パソコンが、普及してしまい、きっと、本人が、キー入力できなくて、困ってしまったからなのだろう。

 女優の工藤夕貴は、文字入力とは、関係なく「Youki Kudoh」であるなど、いろいろな、工夫をすることで“ユキ”ではなくて“ユーキ”なのだ、ということを際立たせよう、としているようだ。

 毎月、発行している“広報ゆうき”の題字が「YŪKI」となっている、茨城県結城市は「city.yuki.baraki.jpcity.yuki.lg.jp」を登録していて、そのドメイン情報には、市の名前が「Yuki City」とある。

[YUKI-Shi]

 各WWWページにも、その英称が画像で、見られるが、日本語だけの作りらしいから、ローマ字名で「YŪKI-Shi」としておいて、誤読を妨げる効果を期待してみては、どうだろう。

 結城病院結城信用金庫、それと、結城青年会議所のアドレスにも、市役所と同じ、4文字が見つかるのに、結城商工会議所は、自身の英語名とも異なる「yuuki」のまま、ほったらかしにしている。

 結城養護学校の「yuki-sh.ed.jp」は「Yuki」とういう名で、登録されているのに、結城第二高校の「yuki2-h.ed.jp」は「Yuuki」となっていて、第一高校yuki1-h.ed.jp」は、それに加えて、eメールアドレスも「yuuki1@」だから、かつての“風連町”を思い出す。


[結城市役所の周辺地図]

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by sampu4 | 2006-05-14 06:54 | 地名のローマ字表記
2006年 05月 04日
堺市堺区

 以前のエントリで、取り上げた“養老町”には、3回も繰り返す“養老養老養老(公園)”という、住所表示がある。

 由緒のある地名だから、明治の大合併後に、新設された郡の名称に、採用されたらしく、養老郡養老村となり、その後、昭和の大合併で、養老町が誕生し、この度、平成の大合併を切り抜けて、美事に、地方公共団体として、その名をとどめることが、できている。

 他方、県庁所在地“山府市”を思いついた時に、探し出した、県名および郡名と同じ名前の3町のうち、群馬群馬群馬香川香川香川は、大合併の波を乗り切れず、主要都市に編入され、消滅してしまい、岩手岩手岩手だけが、残ることになった。

 よく調べてみると、いずれも、元々あった、町村名などではなく、昭和30年の合併時に、そろって、それぞれが所属する、郡名を借用したものらしいから、由緒正しくは、なさそうである。

 そんな中、今年度の初日に、政令指定都市へ移行した、大阪府が、2回ではあるが、繰り返しになる“”を設置した。

 神奈川横浜神奈川と、兵庫神戸兵庫みたいに、一段階おいていないと、たとえ、中枢部ではあっても、3連続は避けたかったのだろう、千葉千葉中央や、広島広島などのように、名付けられるものだけれども、それに該当しない、神奈川県川崎には、移行した当初から、やはり“川崎”がある。

 県都ではない、3つの政令市のうち、既存の市名を捨て“北部九州”という、副産物をもたらした、北九州市を除く、これら2つの都市を比較すると、似ているところの多いことが、わかる。

 同等の広さで、7つの行政区からなり、市役所の所在地、つまり“川崎川崎”と“”が、市域の端に位置していて、7区のうち、1区だけ、文字数が、都市名と、一致していない。

 北九州とは異なり、県庁府庁の所在する大都市に、隣接していて、それに次いで、各府県内で2番目の指定都市に、昇格した。

 そのため、端であるうえに、堺の場合は、市内の中央部に、中区があり、大阪市には、中央区があるし、川崎の場合は、横浜市中区があり、その反対側の東京には、中央区があるので、無理にでも、千葉市広島市に、ならうことが、はばかられてしまう。

 区制が施行されてから、30年余りが経過している、川崎区のほうは、全国的にも、名高いところで“大師区”あたりなら、受け入れられそうだけれど、慣れてしまった、今となっては、断念せざるを得ないのだろうが、堺区については、まだ、再考の余地があるのならば、繰り返してほしくない立場から、提案しておきたい。

 まず、堺市の区割りを見ると、東区美原区が、いっしょになれば、人口と面積が、行政区間で、だいたい、つり合うことになり、区が1つ、要らなくなりそうだ、と気になるのだが、これは、どうしても、80万人を回復して、昇格したかった旧・堺市と、小さく、まとまりを保ちたい旧・美原町との、歩み寄りによる結果らしい。

[HAJIME-Ku, SAKAI, 590-0000 NIPPON]

 “原”という、文字通りの称も、昭和の大合併による、産物ではあるけど、川崎区よりも長い、半世紀の歴史が、愛着を生んでもいたのだろう。

 ちなみに、全国に4つあった、山という名の町と村は、昨年度までに、全滅し、3つの浜町は、いずれも、生き残っている。

 里は3増2減、郷は3増1減し、合わせて、7町に増えた。

 客観すれば、両役所間が、2km半程度しか離れていないことだし、合区して“美原区役所を東区役所”とすることで、それが、痛み分けではなく、行政の効率化になる、と考えられなくもない。

 もし、それが実現し、仮に、区名は漢字1文字という、こだわりが、発生したとすると、そういえば、北区西区が、となりの大阪市にもある、という重複問題は、この際、置いておいて、繰り返す“”の代わりに、本来、サカイと呼ばれていた中心地だから、堺市“区”や“区”または“区”などと書いて“ハジメ区”であれば、住民の支持を得ることが、できるのではなかろうか。

 ついでに、4都市にある中で、唯一、市役所が置かれていない、中区も、紛らわしいようだったら、同区の広報紙が“みどり”だったりしているから“緑区”に、変更するという、安直な手もある。

 こだわらなければ、漢字2文字の“由来区”を“イワレ区”や“オコリ区”と、読んでもいいし、あるいは“発祥区”や“区”で“オコリ区”や“ハジメ区”でも、悪くはないと思う。


[堺市役所と堺区役所の周辺地図] [堺市・美原区役所の周辺地図]

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by sampu4 | 2006-05-04 05:08 | 市町村合併