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2006年 03月 24日
養老町

 大リーグ・マリナーズのイチロー選手は、神戸時代、故「OHGI」監督に、その登録名を決められて以来、チームが変わっても、ずっと、ジャージに、そのローマ字名を「ICHIRO」と、書いている。

[ICHIRO]

 プロ野球・千葉ロッテ球団のサブロー選手は「SABURO」であって、選手名鑑には、本名が「Saburo Ohmura」と、記されている。

 前々回のエントリにも出てきた、テレビドラマ“Gメン'75”の出演者に注目すると、夏木“陽介”は「YŌSUKE」、若林“豪”と伊吹“剛”は、ともに「GŌ」であるのに対して、丹波“哲郎”は、長音符が省かれて「TETSURO」と、表示されていた。

 WWW上の写真によれば、小さくて、はっきりとは、読み取れないが、原田“大二郎”も「DAIJIRO」だった、と思われる。

 どうやら、語尾に来る“ロー”という音は、OHで長音を表すには、抵抗があるのか、盧大統領など、韓国人名のような「ROH」には、なりにくく、長音記号を用いて「RŌ」とする必要が、感じられにくいのか「RO」と、つづられがちである、と言えそうだ。

 韓国人の名前と言えば、同国外交通商部の“潘基文”長官の読み方が、落ち着いていないようで、なかなか、興味深い。

 外務省によると、彼のローマ字名は「BAN Ki-moon」で、読み仮名は“ン・ムン”なのだが、放送局の中には、そのまま“ン・ムン”と、発音しているところがあるし、朝鮮日報や中央日報といった、韓国紙は“ン・ムン”と、書いているようだ。

 他にも、盧泰愚元大統領が就任した時に、あれは、CNNテレビで視たのだろうか、日本のニュースによると“ノ”なのに、ローマ字が「ROH」であることに、しっくりしない感じを覚えた。

 その後、Jリーガーだった盧廷潤選手が「NOH」であることと、盧武鉉現大統領は「ROH」であることを見届けた。

 eメールで、質問を受け付けている、韓国人に尋ねてみたら、どう氏名を表記しようと、当人の自由だそうで、旅券への記載も、父子や兄弟の間でさえ、つづりが異なってしまうことが、あるという。

 そういえば、国名“コリア”も「KOREA」ではなく「COREA」だったりする時があるから、致し方ないのかな。(嗤)

[KÔJIROU SHIMIZU]

 と、この辺で“ニッポン”か“ニホン”かが、定まらない日本の、原田大二郎に戻って、彼自身による、つづり方はというと、うん「Daijirou」だったりするし、俳優つながりで、清水“宏次朗”を調べてみると、うん「Koujiro」であったりする。

 何年か前に、テレビ放映されていた、Vシネマだったと思うが、そこで目に飛び込んできた「KÔJIROU」には、うんうん、驚き入るしかなかった。

[YORO-Cho]

 などなどと、思いを巡らせているところで、岐阜県養老町が、今月から、WWWサイトのアドレスを変更したことを知り、訪れてみたら、おやおや、意外にも、画像で、長音符号を使用し「YŌRŌ」と、名乗っていたりしているではないか。

 4年近く前に調べた際は、あの“大町町”にしか、見つけられなかった、ヘボン式長音表記の自治体名としては、2例目となる。

 “養老マチ”ではないことを明確にするために、できることならば「YŌRŌ-Chō」で、あってほしいところだけれども、球界の“陽選手”を想起させる「YOURO」や、よもやの「YÔROU」などには、されていなくて何より、といったところである。


[養老町役場の周辺地図]

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by sampu4 | 2006-03-24 07:03 | 地名のローマ字表記
2006年 03月 14日
大田原市

 プロ野球・ファイターズの「SHINJO」選手が、その昔、渡米する前まで所属していた、阪神タイガース時代には「SHINJYO」だったことは、WWW上でも、話題になることがあるようだ。

 前回のエントリに出てきた、陽選手が「YOH」には、ならなかったように、だれかが“Y”を入れてしまったため、OH長音表記して「SHINJYOH」とするには、字面に、抵抗があったのだろう。

 WBC初回大会の日本代表に選ばれた、ベイスターズの金城選手は、当初、選手団の名簿には、そのローマ字名が「Kinjo」と書いてあったのに、ジャージの上に、当たり前のことのように「KINJOH」と記されているからなのか、それとも、よくよく確かめてみたら、旅券や査証が、この表記で申請されていたのだろうか、つづりが変更されているのに、気付くことができた。

[JOHJIMA]

 今季から大リーグ・マリナーズに移籍した、城島捕手は、アテネ五輪の選手名簿では、旅券用のヘボン式で「JOJIMA」であるにもかかわらず、ジャージ上は「JOHJIMA」だった。

 シアトルタイムズ紙の記事中でも、初めはヘボン式表記だったのに、移籍が濃厚になった頃から、球界に根強い、ホークス時代の“OH”に、改められていたから、恐れ入るしかない。

 同捕手の愛称が、ローマ字で「JOH」であることが、一因、いや、最大の要因、と考えたらいいのだろうか

 同じ“ジョー”でも“JYO”が“JO”になることはあっても、一旦“JOH”に決められたものを“JO”には、変更しにくいらしい。

[OTSUKA]

 対照的に、ベイスターズ時代に「SAITOH」だった斉藤隆投手は、ドジャースに移り「SAITO」に変わったし、旧バファローズとドラゴンズにいた頃は「OHTSUKA」だった大塚投手は、米国に行き「OTSUKA」に、あっけなく、改名してしまい、選抜されたWBCの名簿やジャージを拝見したけど、旧表記に戻ってはいない。

 さて、栃木県大田原市が昨秋、合併することを知り、かげながら、そのローマ字での名称が、再考されて「ŌTAWARA-Shi」に、いや、せめて「OTAWARA」になるのでは、と期待していたのだが、周辺の町村を吸収する、編入合併だったこともあり、あの“紀宝町”のようなわけにはいかず、奇跡が起こることはなかった。

[OTAWARA-Shi]

 合併を機に、新しく、英語のページが、設けられたようだけど、それを作成する過程で、両投手のようには、思い切れなかったのだろうか。

 いいや、とんでもない、そんな気は、さらさら感じられない。

 同市のドメイン名「city.ohtawara.tochigi.jpcity.ohtawara.lg.jp」や、さかのぼって、旧WWWアドレス「/~ohtawara」、さらに、そのサイト内を探ってみても、過去のエントリで、取り上げた“日進市”よりも、非ヘボン式の「OHTAWARA」という表記で、恐れおののけるくらい、あの“箕面市”並みに、徹底されている。

[大田原市 Otawara City]

 商工会議所ohtawaracci.or.jp」や観光協会、それに、大田原高校ohtawara-h.ed.jp」などの、おもだったところにまで、行き渡っているから、今となっては、無理な注文なのかもしれない。

 赤十字病院ohtawara-jrc.com」や信用金庫/ohtawara」までもが、同じだったりするから、気持ち悪さすら、覚えてしまう。

 今回、最も驚いたのは、その5年前の統計表には「Otawara-shi」と記載されていたものが、昨年の国勢調査では「Ohtawara-shi」に、つづりが変更されてしまっていることだ。

 示し合わされたのではないかと、疑いたくもなる。(嗤)

 仮に、神奈川県小田原市が“オタワラ”であったのなら、それと区別しようとする気持ちからなら、分からなくもないけれど

 ひょっとすると、合併前に「Otawara」であることを確認した、道路上の市町村標識も、もう、違っているのかもしれない。

 と、あきらめかけたところで、洗い直してみると、市発行の“広報おおたわら”に、光明を見いだすことができた、と思いたい。

 ちょうど、合併した日付けの号から、最終ページに、掲載され始めた、英文中に「OTAWARA」が、発見できたのだから。


[大田原市役所の周辺地図]

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by sampu4 | 2006-03-14 05:43 | 地名のローマ字表記
2006年 03月 04日
由宇町

 以前、駅名標について調べていた時に、たまたま、見つかった写真が、ずっと、気になっている。

 JR山陽本線“由宇”駅の標識に「Yū」と、表示されているのだ。

[JR山陽本線「由宇」の駅名標]

 今月、岩国市などと合併し、消滅する山口県由宇町WWWサイトには、ローマ字での町名が、明記されてはいないけど、そのアドレス内に「yuu」という文字列が、確認できる。

 同町のLGドメイン名「town.yuu.lg.jp」を検索してみると、登録者の英語での役場名が「YUU TOWN」と、記入されている。

 由宇町商工会のサイト内にも「Yuu」しか、見当たらないし、同会が主催している“ツール・ド・ゆう”も「TOUR DE YUU」であることが、WWW上の写真により、判明した。

 放送に傾聴してみたら、どうやら“悠長”と同じ音調で「チョー」だ、と聞き取られかねない発音をする人と、私のように“ユ”より“ウ”が高く、そのあとが低くなる、つまり「チョー」としか、書き表せない発声をする人に、別れるようだ。

 恐らく、駅名のローマ字での、つづりを決めた担当者は、前者であり、長音の“ユー”というふうに、判定したのだろう。

 いわゆる頭高の“箸”と同じ、共通アクセントに逆らい、なまると“橋”と同じ、尾高アクセントになる“宇部・萩・美祢”といった地名とは異なり、確かに“町”を付けずに“由宇”だけだと、私を含めて、引き音かどうか、聞き分けにくい、頭高になる人が、大半を占めるだろうが、仮に“市”を付けてみると、どうだろう。

 「由宇市」だと、大分県“由布市”のような、中高アクセントにする人が多く、確実にとは言い切れないが“勇姿”のような音調で「ユーシ」と発音する人は、かなり少ないのではなかろうか。

 また、私などは「由宇駅」も“ウ”のあとが下がるから、頭高になる“U駅”などとは違い「ユーエキ」とは、書けそうにない。

 そうすると、長音部分が高くなるアクセントは、ないはずだから、過去に取り上げた“曽於市”が「SŌ」ではないのと同様に、今回の町名も「YŪ」とするには、無理があると考え、ヘボン式を支持する理由で述べた、容易ではないと思われる、判断に迫られたのだが、ここは「YUU-Chō」が、相応しいものと解釈しておく。

[YUU-Cho]

 ついでに、タレント“香椎由宇”に、行き当たったので、調べてみると、彼女の写真集では、どうしても“ユー”という名前に、ありがちな「you」であり、そして、無料紙の記事中では「Yu」と、いずれも、引き音として、捉えられてしまっている。

 本名が“悠子”らしいから、致し方ないかな。(嗤)

 そういえば、先日、再放送していた“Gメン'75”の中で、俳優の故・藤木“悠”が、当時は、そう珍しいことでもなかったのだろうか、ヘボン式で「YŪ FUJIKI」と、長音表記されていた。

 さらに、ちょうど、その頃、ジャージの名前が、どう書かれるのかと、注目していた、プロ野球・北海道日本ハム球団の新人“陽仲壽”選手が、予想していた、彼の旅券に、記載されているに違いない「YANG」ではなくて「YOU」に、決まったことを確認した。

 単純に、尊敬しているとされる、福岡ソフトバンク球団の“王”監督が「OH」なのだから「YOH」とするには、文字の並びに、違和感が生じてしまい、かといって「YO」では、物足りなさが、感じられたのだろうか、見かけたことのない、結果になってしまった。

 一方、阪神球団の“太陽”投手は、文字数に、不満を覚えなかったからなのだろうか、つづりが「TAIYO」であるのを目撃した。

 締めくくりとして、一応、JR西日本のWWWサイトで、由宇駅のページをめくってみると、ああ、やっぱり「Yuu」と入力されていて、あの新南陽駅同様、食い違いを見せつけてくれている。


[由宇町役場の周辺地図]

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by sampu4 | 2006-03-04 06:40 | 地名のローマ字表記