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2006年 01月 24日
大井町と大飯町
[Oi Town]

 神奈川県大井町WWWサイトには、その著作者名が「Town of Oi」と書かれていて、同じく、ドメイン名の中でも「oi」であり、それを登録している、役場の英語名は「town hall of oi」なのだけれど、もう一つの「town.kanagawa-oi.lg.jp」をドメイン情報検索してみると、我慢できなかったのか?「OOI TOWN」になっている。

[OI-Machi]

 県立大井高校は「OI」だけど、大井町商工振興会のドメイン名は「ohi-syoko.com」で、そのサイト内には「ohishokoshinkoukai」という、あの“曽於北部合併”に似た、長音表記が見られる。

 昨年10月に消滅した、埼玉県大井町は、2つのドメイン名の中や、その登録情報、そしてサイト内でも、すべて「OI」と表記しているが、大井町商工会は「Ooi」と、つづっていることが分かる。

 でも、商工会の催しに使った、地図には「OI」と印刷してある。

 埼玉県立大井高校は、以前「www.ohihs.oi.saitama.jp」だった頃には、ローマ字名も「OHI」と、OH長音表記していたが、現在のアドレスに移行してからは、今度は、それにならって、サイトの中でも「Ooi」に、改めていて、柔軟な対応ぶりが、うかがえる。(嗤)

 それと同時に、同県立学校一覧で、同高校の下に並んでいる、同じ“大宮”という地名の付く校名ですら「ohmiya」か「omiya」かで、異なっているところから、恐らく“オーイ”も、それらWWWアドレスの管理者が、恣意的に、決めたのだろうと、推し測れる。

[JR西大井駅の駅名標]

 いくら、JR御殿場線“上大井”駅が「Kami-ōi」であっても、入社式に向かう途中、初めてだった満員電車の、人いきれに耐えかねて、名前も知らずに降り立った、というか、しゃがみ込んだ、たまたま、その日に開業した、JR横須賀線“西大井”駅が「Nishi-Ōi」でも、どんなに、JR各線東急線りんかい線の“大井町”駅が、そろって、ヘボン式の「ŌIMACHI」であろうとも、それだけでは“「ŌI」→「OI」”という、単純処理には、結びつきにくい、限界が感じられる。

[atré Ôimachi]

 自治体みずからは、もちろんのこと、商工会議所や学校名に付く“大阪”は「OSAKA」、確率は下がりそうだが“大分”は「OITA」というふうに、割り切れても、大宮市が消滅したこともあって、どうしても「OHMIYA」に、文字数に物足りなさを覚えるのか、とかく「OOI」や「OHI」にしたい気持ちが、働いてしまうようだ。

 駅ビル“アトレ大井町”が「atré Oimachi」と、名乗っているのに、そこに出資している、JR東日本ですら、そこの情報を提供する場で、わざわざ「OHIMACHI」に、つづり直している。

 たとえ、仏字を用いて「Ôimachi」と改名しても、あのŌHBA」のような事態が、起こらないとは、限らないから、恐ろしい。

[OI-Cho]

 これら“大井”の歴史的仮名遣いが“オホヰ”である一方、3月に合併し、おおい町になる、福井県大飯町は“オホヒ”だからではなかろうけど、ローマ字での町名を「OHI」と、表記している。

 2つのドメイン名「town.ohi.fukui.jptown.ohi.lg.jp」の登録情報は、もちろんのこと、隣村との合併協議会、それに大飯町商工会、そして大飯原発WWWサイト内でも、徹底されているようだ。

 ただ、旧アドレスを平然と、継いだっぽい、商工会には「ooi」も、また、大飯町観光協会にも「OOICYOU」が、確認できる。


[大井町役場の周辺地図] [大飯町役場の周辺地図]

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by sampu4 | 2006-01-24 07:11 | 地名のローマ字表記
2006年 01月 14日
仙北市と旧・仙北町

 昨年6月に、一時は、新市名選定の候補から、漏れながらも、どんでん返しで、名付けられた、秋田県仙北市が、示唆してくれた。

 同市の市章デザインマニュアルを読むと、まず、その英語での標題が「SENBOKU CITY DESIGN MANUAL」であり、市章と組み合わせた、ロゴも「SENBOKU CITY」と書かれていて、架空の“仙北太郎”課長の名刺には「Taro Senboku」という、併記がある。

 ところが、同じ手引き書の中にある名刺と封筒に、印刷されているように、WWWドメイン名は「city.semboku.akita.jp」と決められていて、もう一つの「city.semboku.lg.jp」を情報検索してみても、地方公共団体の英語名が「Semboku City」で、登録されている。

[SEMBOKU-Shi]

 過去のエントリでも、何度か述べたように、これら2つのドメイン名に、使用する自治体名は、ヘボン式ローマ字で表記するという、規則があるのだが、はねる音・はつ音“ン”の記し方には、言及されておらず、はっきりしていない。

 道路の案内標識に、表示する地名のように、すべて“N”にするのか、それとも、旅券に記載する、所持人名などのように、あとに続く音によって“M”と“N”を使い分けるのかが、この度の、この新市のマニュアルによって、少なくとも“B”の前では“M”にする、後者に近い、ヘボン式であるところまでは、分かった。

 ドメイン名の登録を管理する会社に、問い合わせがあり、その回答が「SEMBOKU」だったくらいのことは、想像に難くない。

 あの日進市は、ドメイン名とサイトの中身とで、食い違う表記を概ね区別しているけど、ここの場合は、英語版がないこともあって、著作権の表示部分にのみ「Semboku」だけが、確認できる。

 果たして、市章デザインの要領どおりに、公用車やヘルメットなどには、現在「SENBOKU」と、つづられているのだろうか。

[SEMBOKU-Machi]

 あっ、ここまできてから、思い出した。

 昨年3月に誕生した、大仙市に加わった、仙北郡の中には、仙北町が含まれていたし、そこには、西仙北町もあった。

[NISHISEMBOKU-Machi]

 きっと、この時点で、この2町が、消滅していたことにより、気兼ねすることなく“仙北市”と、名乗ることができたのだと、言えそうだ。(嗤)

 恐るおそる、旧2町のローマ字名を調べることにした。

 各サイト内では、それぞれ「Senboku」と「NISHISENBOKU」である一方、「town.senboku.akita.jp」や「town.senboku.lg.jp」でありながら、果たして「town.nishisemboku.lg.jp」というドメイン名が、英称「NISHISEMBOKU TOWN」で、取得されていたりする。

 結局、この点は、どっちでもいい、ヘボン式なのだろうか


[仙北市役所の周辺地図] [旧・仙北町役場の周辺地図]

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by sampu4 | 2006-01-14 06:53 | 地名のローマ字表記
2006年 01月 04日
2つ目の伊達市

 北の湘南と言えば、いつからか、北海道伊達市である。(嗤)

 だからと言って、合併を機にでも、既存しない“湘南市”などと、改称しようものなら、神奈川の湘南(ショウナン)地域に、関係する各自治体から、反発を受けるのは、必至だろう。

 “北湘南市”あたりであれば、それは免れるのだろうけど、再来月の合併相手が、内陸に入って、しかも飛び地になる、人口1500?の大滝村ということもあってか、そのままの“伊達市”で、変わらないことが、決定してしまっている。

 壮瞥町を加えた、3市町村での合併協議をしていた頃に、それら3自治体の名前を新市の名称にはしないことで合意した、その枠組みが壊れた場合のことを考慮しなかったのだろうか、伊達市が容認してしまったうえで、福島県伊達郡に、同名である“伊達市”の誕生が、内定していたので、合併が成就しなかったら、どうするつもりだろうかと、密かに、慮っていたのだが、予感どおりと言おうか、1市1村という規模に縮小し、通常は、吸収する側の自治体名を継続する、編入合併という方式に、落ちついてしまったらしく、一昨昨日から、2つの伊達市が、無期限で、並存することになったようだ。

[NYUDATE-Shi]

 福島地方に比べて、純粋な“伊達”という銘柄に、執着が少なそうだから、この際、唯一無二であるために、宮崎県新富町にある、航空自衛隊・新田原基地を参考に、奇抜だけど、北海道“新伊達(ニュウダテ)市”とでも名付けては、と思わないでもないが、あの山陽小野田市とは、事情が異なるものの、経費がかさむことを考えれば、致し方ないのだろうか。

 あるいは「だって、こんなはずでは」という、悔いがあるのなら、読み方だけでも“伊達(ダッテ)市”に、変更する程度であれば、財政負担は、軽くて済みそうではあるけど、混乱を招くことは、避けられそうにないから、それも難しい。(嗤)

 山府市に関する「これまでの思い」で触れた、岩手県宮古市の異議をはねつけて、合併を試みた、沖縄県“宮古市”の協議が決裂し、結局は、枠組みが狭められて、宮古島市の発足と相成ったことと、奇妙にも、対照的とも言える、皮肉を感じてしまう。

[DATESHINSHI]

 東京都府中市と広島県府中市は、互いに、譲らなかったのだろうか、また、茨城県鹿嶋市は、佐賀県鹿島市に、遠慮したのであろうか、おやおや、すでに存在していた、埼玉県狭山市に対する、大阪府大阪狭山市は、冗長だから、せめて、WWWサイトのアドレスくらいは「city.osakasayama.lg.jp」という、短いドメイン名を使用することで、さっぱりしてはどうだろう、などなど、まったく、色々な事例が、あるものだ。

 私としては、前々回のエントリに出た、長野県信州新町や、昭和新山などを手本として、福島県“伊達新市(ダテシンシ)”であれば、市名としては、斬新だろうし、ふさわしいと考えていた。


[北海道・伊達市役所の周辺地図] [福島・伊達市役所の周辺地図]

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by sampu4 | 2006-01-04 06:33 | 市町村合併