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2005年 11月 24日
曽於市

 鹿児島県の曽於郡というところに、 大隅町があった。

 そこのWWWサイト・アドレスは「town.ohsumi.kagoshima.jp」で、同町は、英語名も「Ohsumi Town」で、登録している。

[OSUMI-Cho]

 そして、ここを含む旧3町により、設置された“曽於北部合併協議会”のローマ字表記は「Sohokubu Gappei Kyougikai」だ。

 かつてのシドニー五輪で、野球チームを率いた“太田垣耕造”監督の、ローマ字での氏名を思い出した。

 彼のジャージには「OHTAGAKI」、テレビの字幕では、名字のほうは失念したが、名前は、たしか「Kouzo」だったはずだ。

 それはさておき、同じ郡内に、もう一つ発足した“南曽於地区合併協議会”のWWWアドレスには「minamiso」が、確認できる。

 こちらの協議に加わっている、曽於郡3町の区域にある、志布志高校のサイトでも「So」というふうに、書かれている。

 同じく、郡内にある、松山町商工会のサイトには、びっくり仰天、何とまあ「sooh」と、つづられてしまっている。(嗤)

[テレビドラマに登場した架空の“大葉建設”]

 いつだったか、テレビドラマに出てきたので、すかさず、写真に収めた「ŌHBA」以来の過剰長音表記に、衝撃を受けた。

 同郡で唯一、合併する予定のない大崎町は、発音を「Osaki-Town Soh-Gun」のように、区別しているところが、面白い。

 大崎町商工会を見ると、読み仮名どおりの「Oosakityou」に、なっている。

[SOO-Shi]

 ほとんどが、このように“曽於”を引き音の「」と捕らえている環境なので、北部の協議会が、合併後の名称を“曽於市”に決定したことを知り、箕面市のように「SOH」になる恐れを抱きつつ、見守っていたけれど、杞憂に過ぎなかった。

 同市のWWWサイトには「SOO」とあるし、登録しているアドレス「city.soo.lg.jpcity.soo.kagoshima.jp」のドメイン情報を検索しても、この表記、つづりで、徹底していることが、わかる。

 地図を見ると、この地域は、言語のアクセントに、特異性を持った、知る人ぞ知る、隣県の都城市に、隣接している。

 詳しくは分からないが、たぶん“橋・端・箸”が、すべて同じ、共通アクセントの“橋”になることが、特徴だと認識している。

 “あしたのジョー”と「ミヤコノジョー」が、現地では、どうやら、違わない音調になるものと思われる。

[ETO'O]

 そうした推測をもとに、さらに類推すると、郡や地域の名前でしかなかった頃は、気にも留められなかったけど、ドメイン名の登録に当たり、都城なまりで、改めて発音してみたら“ハシ”と同様に“ソ”より“オ”が高く、そのあとが低くなる、要するに、長音ではないから「SŌ」ではないとの判断が、あったのではなかろうか。

 紙誌などの中で、カメルーン代表のサッカー選手「ETO'O」のカタカナ表記が“エトー”なのか、それとも“エトオ”にしているかの違いに、似かよったものが、感じられなくもない。


[曽於市役所の周辺地図]

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by sampu4 | 2005-11-24 07:54 | 地名のローマ字表記
2005年 11月 14日
箕面市

 在米日本大使館のWWWサイト内には“ヘボン式ローマ字綴り方表”があり、その下には、注意すべき点として“横尾(ヨコオ)YOKOO、妹尾(セノオ)SENOO”という、記述がある。

 愛知県による“高遠(タカトオ)→TAKATOO”の用例とは逆に、こちらは、長音ではないことに、賛成できる。

 接尾語“氏”を加えて「横尾氏」とした時に、名前部分末尾の“尾(オ)”のあとが下がるアクセントで、発音することになり、長音で「ヨコ」とは、表記できなくなる、と思うからだ。

 名前部分だけだと、発音の違いが分かりにくい“瀬能氏”は「セノ」と書けても、「妹尾氏」の場合は、書けないはずだ。

 「YOKŌ」や「SENŌ」と記すのには、無理がありそうだ。

[街区表示板「箕面市箕面五丁目5」]

 前回のエントリに出てきた“広尾町”について調べてみても、広尾高校のドメイン名を始め、サンタランド水族館商工会など、そろって「HIROO」で、一致している。

[道路・案内標識「Mino」]

 廃止されて、今では、鉄道記念館になり、バスの待合所なども兼ねている旧広尾線の駅舎や、見つけられた駅名標の写真にも、同じ表記が確認できた。

 ところが、大阪府“箕面市”はというと、ローマ字名を「MINOH」で、一貫していることが、わかる。

 同市のWWWアドレス・ドメイン名「city.minoh.lg.jp」や英語サイト内、管理している街区表示板などには、ことごとく、野球選手の背中や、パスポートの所持人名に見られる“OH長音表記”が、採用されている。

[古い案内標識でも長音扱いの「MINŌ」]

 市が関与できないのか、道路の案内標識を検索したところ、古くは長音符が使われて「MINŌ」、現在は「Mino」というふうに、異なってはいるが、こちらも、長音扱いだ。

 もし、字面が“蓑尾”であれば、仮に“箕の面”であったなら、どうなっていたのだろう。(嗤)

 市名のフリガナが“箕(ミ)ノ面(オ)”なのだから、引き音“ノ”ではないのだから、商工会議所同所青年部などが、そうしているように、のばさずに「MINOO」が、適当だと思う。

[MINOO-Shi]

 “市”を付けて発音する時に、長音になるであろう「疲労市」や「未納市」とは、音調が異なり、アクセントの位置が違うはずなので、ローマ字表記は“「MINŌ-Shi」だから「MINO-Shi」とするには抵抗があるため「MINOH-Shi」”ではなくて、ではなくて「MINOO-Shi」が、ふさわしいものと考える。

[箕面駅の駅名標は「MINO-O」]

 こうした気持ちが、強く出過ぎると、阪急電鉄・箕面線“箕面駅”のように、ハイフンが入り「MINO-O」と、分けられてしまうようだ。

 そういえば、都立“広尾高校”の「Hiroo」に対して、東京メトロの“広尾駅”が、同じく「Hiro-o」だった。

 その他、面白いのは“箕面高校”で、大阪府教育センターが決めた、と思われる、WWWアドレスの中では「minoo」なのに、そのトップページには「MINOH」と、つづられている。

 ドン・キホーテには、1つのページに、3つの“ミノオ”がある。

 この“箕面問題”を取り上げている人が、結構いるけれど、市役所が“OH”にしている理由は、たぶん、字面が独特なうえに、テレビで聴いた限りでは、現地でのアクセントだと“やってみよう”と言う時の“ミヨー”と同じように、長音化して?「ミノ」というふうに“ノ”のあとが、低くなるからでは、ないのだろうか。

 それでも、街区表示板にある“丁目”の部分を「Minoh 5-chohme」とするところまでは、踏み込めなかったようだ。


[箕面市役所の周辺地図]

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by sampu4 | 2005-11-14 08:00 | 地名のローマ字表記
2005年 11月 04日
高遠町

 以前、パスポートに記載される、所持人名のローマ字つづりについて調べたときに、愛知県旅券センターによる、次のような注意書きに、行き当たることになってしまった。

(注2) 姓または名の末尾が「オオ」音であり、そのふりがなが「オオ」の場合の綴りは「OO」になります。ふりがなが「オウ」の場合は、原則の綴りか、長音表記になります。
    *例 高遠 (タカトオ) → TAKATOO
          (タカトウ) → TAKATO または TAKATOH

 これを読んで一瞬、自分の目を疑った。

[HIROO-Cho]

 それまでは“遠”という漢字のフリガナが「トウ」であっても「トオ」であろうとも、大方の発音は「トー」であるはずだから、どこに位置しようが“TŌ”だと思い込んでいたのだが、この場合“旅券用ヘボン式”だと、そうではないらしい。

 たとえ、フリガナの末尾が“オ段の音+オの音”でも、過去のエントリで触れた「広尾」などとは違って、長音なのだから、ヘボン式に表記すると“オオ”でも“Ō”では、ないのだろうか。

[TONO-Shi]

 ずっと、わだかまりを捨てられないでいる。

[TAKATO-Machi]

 北海道広尾町は「HIROO」、岩手県遠野市は「NO」なので「TONO」、そして、長野県高遠町は「TAKATOO」ではなく「TAKA」であるからして「TAKATO」という現実が、私の理想とする思い込みでもあったのだけれど、最後の“タカトオ”だけは、非ヘボン式、なのだろうか。

 旅券に戻って、例えば“智朗”という人名のフリガナが“トモオ”なら「TOMOO」で異存はないが、センターの注釈が“トモロヲ”の場合は「TOMORO」ではなく「TOMOROO」になる、という意味も含んでいるのなら、やはり、それには、納得しかねる。

[TAKATO NAOKO]

 同じフリガナの名前でも“都諸男”であったりしたら、すんなりと“OO”の「TOMOROO」で、得心できる。(嗤)

[TAKATOO NAHOKO]

 “高遠”と言えば、人質になった際、テレビ画面を通して、パスポートのローマ字名が確認できた、イラクで活動中の「TAKATO NAOKO (だったはず)」ボランティアを思い出さない、わけにはいかないが、逆にフリガナは“タカトウ”で、確定するのだろうか。

 彼女の著作を出版社のWWWサイトで、書籍検索すると“高遠菜穂子(たかとおなほこ)”という、結果が返ってきたのだけれど


[高遠町役場の周辺地図]

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by sampu4 | 2005-11-04 07:15 | 地名のローマ字表記