2008年 11月 04日
江差町と枝幸町

 前回「郡名は省いても問題ない」旨の部分で、北海道に共存する、あの“エサシ町”が、頭をよぎったりした。

 以前は、現存する姶良町と同じ鹿児島県に、同じ読み方の吾平町があったり、岡山県には吉井町芳井町が、併存していたりなどしたけれど、平成の大合併が一段落した今、士別市に対する標津町や、釧路市と隣り合う釧路町などの例を除く、市町村それぞれの単位で、同一都道府県に属する、同じ発音の地方公共団体は、江差町枝幸町くらいしか、見当たらなくなっていて、これら2町の住所は、どう簡潔に欧文表記すれば、適切なのだろうか、と考えざるを得なくなってしまった。(哭)

[Esashi Junior High School: Jinyacho mubanchi; Esashi-cho (Hiyama), Hokkaido; 043-0056 Japan]

 まず、道南の渡島半島に位置する“檜山郡”の江差については、再編とやらで、廃止が予定されてはいるものの、まだ“檜山支庁”の所在地でもあり、規模が縮小され“檜山振興局”として名残りそうだから、その“ヒヤマ”を付け加えることで、判別できそうだ。

 支庁の庁舎なら「Jinyacho 336-3; Esashi-cho (Hiyama), Hokkaido; 043-8558 Japan」(セミコロンは改行)、といった具合に。

 つづいて、公的機関は、どう区別しているのか、調べてみた。

 JRは、国鉄時代に“江差駅”および“北見枝幸駅”と名付けていたらしく、同じく気象庁も、観測所を“エサシ”と“キタミエサシ”という風に、称していたりなんかする。

 きっと、旧北見国からなのだろうけど、現在“キタミ”と言えば、網走支庁北見市や、それを含む北見地方を意味することが、ほとんどに違いないから、これは採用できそうにない。

 道警察は、WWWアドレスの中で、江差署を「h-esashi-syo」、枝幸署を「a-esashi-syo」とすることにより、重複を避けているが、これらは“函館方面”と“旭川方面管内”の頭文字だな

 そして道教委は、江差高校には単に「esashi.」というドメイン名を、道北のオホーツク海側にある、枝幸高校には、あの“宗谷支庁”あるいは“宗谷教育局”の“ソーヤ”を示す、と思われる「s-esashi.」を割り当てている。

[Menashidomari Elementary School: Menashidomari bangaichi; Esashi-cho (Soya), Hokkaido; 098-5816 Japan]

 これが、使いものになりそうだ。

 猿払村が唯一“宗谷郡”として、生き残ってはいるけれども、自治体名としての“宗谷”は存在しないし、支庁の再編後も“宗谷総合振興局”として、引き継がれるみたいなので、繰り返しになる“枝幸枝幸町”をローマ字でも、そのまま「Esashi-cho, Esashi-gun, Hokkaido」と記すよりは、振興局名の“檜山”に対応する“宗谷”を用いた方が、地名度が高まりそうな上、くだくだしくないし、ついでに、郡の名前は省略できる、という原則を曲げずに済む。(嗤)

 歌登総合支所であれば「Utanoborihigashimachi 106; Esashi-cho (Soya), Hokkaido; 098-5298 Japan」と、いった具合に。


[江差町役場の周辺地図] [檜山支庁の周辺地図]
[枝幸町役場の周辺地図] [宗谷支庁の周辺地図]

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by sampu4 | 2008-11-04 07:44 | 地名のローマ字表記

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