2005年 11月 14日
箕面市

 在米日本大使館のWWWサイト内には“ヘボン式ローマ字綴り方表”があり、その下には、注意すべき点として“横尾(ヨコオ)YOKOO、妹尾(セノオ)SENOO”という、記述がある。

 愛知県による“高遠(タカトオ)→TAKATOO”の用例とは逆に、こちらは、長音ではないことに、賛成できる。

 接尾語“氏”を加えて「横尾氏」とした時に、名前部分末尾の“尾(オ)”のあとが下がるアクセントで、発音することになり、長音で「ヨコ」とは、表記できなくなる、と思うからだ。

 名前部分だけだと、発音の違いが分かりにくい“瀬能氏”は「セノ」と書けても、「妹尾氏」の場合は、書けないはずだ。

 「YOKŌ」や「SENŌ」と記すのには、無理がありそうだ。

[街区表示板「箕面市箕面五丁目5」]

 前回のエントリに出てきた“広尾町”について調べてみても、広尾高校のドメイン名を始め、サンタランド水族館商工会など、そろって「HIROO」で、一致している。

[道路・案内標識「Mino」]

 廃止されて、今では、鉄道記念館になり、バスの待合所なども兼ねている旧広尾線の駅舎や、見つけられた駅名標の写真にも、同じ表記が確認できた。

 ところが、大阪府“箕面市”はというと、ローマ字名を「MINOH」で、一貫していることが、わかる。

 同市のWWWアドレス・ドメイン名「city.minoh.lg.jp」や英語サイト内、管理している街区表示板などには、ことごとく、野球選手の背中や、パスポートの所持人名に見られる“OH長音表記”が、採用されている。

[古い案内標識でも長音扱いの「MINŌ」]

 市が関与できないのか、道路の案内標識を検索したところ、古くは長音符が使われて「MINŌ」、現在は「Mino」というふうに、異なってはいるが、こちらも、長音扱いだ。

 もし、字面が“蓑尾”であれば、仮に“箕の面”であったなら、どうなっていたのだろう。(嗤)

 市名のフリガナが“箕(ミ)ノ面(オ)”なのだから、引き音“ノ”ではないのだから、商工会議所同所青年部などが、そうしているように、のばさずに「MINOO」が、適当だと思う。

[MINOO-Shi]

 “市”を付けて発音する時に、長音になるであろう「疲労市」や「未納市」とは、音調が異なり、アクセントの位置が違うはずなので、ローマ字表記は“「MINŌ-Shi」だから「MINO-Shi」とするには抵抗があるため「MINOH-Shi」”ではなくて、ではなくて「MINOO-Shi」が、ふさわしいものと考える。

[箕面駅の駅名標は「MINO-O」]

 こうした気持ちが、強く出過ぎると、阪急電鉄・箕面線“箕面駅”のように、ハイフンが入り「MINO-O」と、分けられてしまうようだ。

 そういえば、都立“広尾高校”の「Hiroo」に対して、東京メトロの“広尾駅”が、同じく「Hiro-o」だった。

 その他、面白いのは“箕面高校”で、大阪府教育センターが決めた、と思われる、WWWアドレスの中では「minoo」なのに、そのトップページには「MINOH」と、つづられている。

 ドン・キホーテには、1つのページに、3つの“ミノオ”がある。

 この“箕面問題”を取り上げている人が、結構いるけれど、市役所が“OH”にしている理由は、たぶん、字面が独特なうえに、テレビで聴いた限りでは、現地でのアクセントだと“やってみよう”と言う時の“ミヨー”と同じように、長音化して?「ミノ」というふうに“ノ”のあとが、低くなるからでは、ないのだろうか。

 それでも、街区表示板にある“丁目”の部分を「Minoh 5-chohme」とするところまでは、踏み込めなかったようだ。


[箕面市役所の周辺地図]

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by sampu4 | 2005-11-14 08:00 | 地名のローマ字表記

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