2005年 08月 24日
道路の案内標識には、目標地の名前が、旅券とは別のヘボン式ローマ字で、表記されているようだ。 道路標識の施工をしている、(株)キクテックのWWWサイトには、その“案内標識用ヘボン式”について、つづり方の説明がある。 パスポート発給業務を委託されている、東京都・生活文化局による、旅券用ヘボン式と比べてみると、長音と促音に関しては同じだが、はねる音“ん”の一部の扱いに、違いのあることが分かる。 例えば「群馬」の場合、標識には「GUNMA」と書かれているのに対して、旅券には、所持人の本籍が置かれている、都道府県名として「GUMMA」と記載されている、ということになる。 もう一つ、両者で異なるところは「SHIN-ASAHI(新旭)」などのように、音を切り離すため“N”と“母音字やY”との間に、なるべくハイフンを入れるかどうか、ということらしい。 都・生活文化局の注意書きは、この点について触れていないが、私としては、前回のエントリーで述べたような、理解をしている。 もう少し、キクテックによる、案内標識の表記を調べていくと、面白いことに「O-OKA(大岡)」や「TOYO-OKA(豊丘)」のように、また「O-HARU(大治)」や「O-HITO(大仁)」のようにも、ハイフンが使われているのが、見受けられた。 これらには、以前のエントリーに出てきた「SUO-OSHIMA」や「HIRO-O」にするのと、似たような心理が、感じられる。 しかしながら、WWWを検索してみると、ハイフンの加えられていない「Toyooka Vil.」や「Ohito Town」などと記されている、実物の写真が、見つかってしまったりする。 他にも、驚いたことに、つづり方や表記例と異なる「Imajyo T.」や「Nanjyo T.」それに「Natasyo Village」の写真も、目にしたのだが、別の施工業者によるものなのだろうか。
by sampu4
| 2005-08-24 13:58
| 地名のローマ字表記
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