2005年 07月 04日
ハイフンの役割

 「山陽小野田市公式ホームページ」には、同市の正式な英語名と思われる「(C) Sanyo Onoda City」という表記がある。

 そうすると、ドメイン名「city.sanyo-onoda.lg.jp」内のハイフンは、使用が許されていない空白の代役を任されている、ということになる。

 一方「周防大島町公式ホームページ」では、正式なローマ字での名称と思われる表記で「© Suo-Oshima」というふうに、著作権が表明されている。

 こちらのハイフンは、数ある大島のうち、旧・周防国“の”大島であるということを意味するもの、と考えることができる。

 とはいうものの(嗤)、両者とも「SANYOONODA」や「SUOOSHIMA」では“O”が連続して、ただ読みにくいだろうからハイフンで区切ろう、というだけのことなのかもしれない。

 まるで、東京メトロ・広尾駅のローマ字名が「Hiro-o」なのと同じで、音が分かれていることを強調したい気持ちが挿入した、ハイフンなのかもしれない。

 いやしかし、山陽小野田市の場合、分音を表現するのであれば「山陽」を「サニョー」と読まれるのを避けることも、忘れてはならないはずだから、東急線・田園調布駅が「Den-en-chōfu」であるのと似たような形で「san-yo-onoda」と、決められていたはずだ。

 まさか、片仮名をローマ字入力する要領で「yo-」と、長音符号「ー」を表すためのハイフンではないだろうから、空白の代わりか、読みやすさに配慮したのか、想像もできない理由からか、複数の思惑が絡まっているのか、その役割を断言することは難しい。

 おやおや、同市の英語ページには「(C) Sanyo Onoda City」のすぐ下に「City of Sanyoonoda」と、空白なしで書かれていて、もっと気づくと、タイトルに「SanyoOnoda」という表記がある。

 約3年前に、全都道府県と長音などを含む市区町村のローマ字名を調べたときにも、いくつか、この市のような例が見られたが、結局は、文字を入力する際の担当者が、離したり、つないだり、ハイフンを入れたりしていて、その自治体名の表記を統一しようという気持ちが働かず、ときには入力者が、つづりまで自分なりに決めてしまったりして、十分な注意が払われていないのだろう。


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by sampu4 | 2005-07-04 07:11 | 地名のローマ字表記

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